こんにちは!
NYスィーツエキスパート、明比 玲子です。
皆さんは、普段使っているバターの形、サイズについて、
考えたことありますか?
時々、「あれっ?」違うサイズだって。
もちろん、国が違えば、バターの形、サイズも変わります。
でも、アメリカの中でも、違うんです!
これ、アメリカ人でも、結構知らない人がいます。
それは、ウエストコーストとイーストコーストの
バターのスティックの形が違うということなんですね。
その昔、ウエストコーストでは、ミルクは飲む以外に
バターを作れるまで量産できなかったんです。
その点、イーストコーストでは、早くから牧畜が盛んで、
バターも作られていました。
そのバターは、日本でも慣れ親しまれているスティック
バターと同じサイズで、「Elgins(エルジンズ)」
と呼ばれるもの。写真のように、細長いです。
ウエストコーストで、やっとミルクの生産が追いつき、
バターが生産されるようになった時、その細長いバターが
作れる機械が手に入らなかったそう。
で、写真のように、短いスティックで、少しボテっと
しています。
このバターは、Trader Joe'sというウエストコーストから
来たスーパーで買ったものなので、こういう形。NYで
同じものを他で見つけるのは、ちょっと難しいかも。
ちなみに、こちらの形は、「Western Stubbies
(ウエスターン・スタビーズ)」と呼ばれて、
どちらの名前も、それを作る機械の名前だそうです。
では、ミッドウエストでは、どっちの形?
Land O'Lakesは、バターを作っている大企業。
その会社によると、両方の形を作っているので、
両方の形を見かけることができるということ。
「やっぱりアメリカは、広い!」と
思いました!
私は、やはり昔から慣れ親しんでいるので、
細長い方が断然使いやすいです。
皆さんも、もし、ウエスタンタイプを見つけたら、
試しに使ってみてくださいね。
それでは、また。