あのNoma創立者の一人、Claus Meyerの壮大なプロジェクト、はじまり、はじまり!

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こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。

今日は、ジムに行った帰り、グランドセントラル駅の近くに用事があったため、「そうだ!そろそろオープンしているはず!」と思って、駅に行ってみました。


すると。。。大当たり!デリが、今日、ソフトオープニング(オフィシャルにオープンする前に、公言せずにオープンする)で、なんと、コーヒー、ペイストリー類を無料で配布していました。

彼のペイストリーは、先日、ブルックリンのポップアップストアーで購入して、美味しくいただいたので、楽しみにしていました。

今回の「Great Northern Deli(グレート・ノーザン・デリ)」と呼んでいるお店は、先日のポップアップベーカリーで見たペイストリー、パン類よりも、アメリカンを意識した選択でした。

そこで、テストにチョコレートチップクッキー、クロワッサン(私は、クロワッサン気狂がいです)、最後は、デンマークっぽいお菓子を選びました。


最後のお菓子、名前はわからないのですが、柔らかいクッキー生地に、ラズベリージャムが挟んであります。

アメリカでは、美味しいチョコレートチップクッキーが作れるか作れないか。。。というのは、お店の行く末に、とても影響します。

まぁ、Dominique Ansel(ドミニク・アンセル)のように、チョコレートチップクッキーがいまひとつでも、他に目玉商品があれば別ですが。

うーん、チョコレートチップクッキーは、やはり、アメリカ人じゃない人が作ったというのが、一口目でわかりますっていうか、見た目で大体わかります。

もちろん、こういうタイプが好きなアメリカ人もいますが、普通は、もっと平べったく、chewy(コシがあるとか、噛み応えがる)なのがウケます。

そして、噛んだ瞬間、シナモンの香りが漂います。これも、アメリカンじゃないですね。

完全にヨーロッパ系の考える味だと思います。

チョコレートチップクッキーの種類は、山のようにあるし、せっかくデンマークからやってきてお店を出すのだから、変わったのにしたかったのでしょう。

そして、これ、3ドルもします!まぁ、食材は何でも高い今日この頃ですから、しょうがないでしょう。

クロワッサンは、普通です。でも、風味があまり好きではありませんでした。使用しているバターが、いまひとつです。

最後のラズベリージャムの挟まったお菓子。美味しいのですが、無茶甘かったです。

アメリカのお菓子は甘いので、かなり慣れている私が、「甘い!」と思ったぐらいですから、かなり甘いです。

このお店は、駅の入り口の一つ(かなりたくさん入り口あります)からすぐにあるため、買ってすぐに持っていける系、お土産用に、コーヒー、ティー、粉、ジャム、酢などが並んでいます。








さて、このClaus Meyer(クラウス・マイヤー)氏、このグランドセントラル駅のプロジェクトだけでも、数え切れないぐらいあり、私も説明し切れませんし、すべてわかってません。(笑)

このデリのすぐ隣には、少しフォーマルなレストラン(もう予約取ってます!)、レストランの裏側には、パビリオンと呼ばれて、テーマに分かれたバーができるそうです。


例えば、Grain bar(グレインバー(穀物のバー), coffee bar, bakery, beer bar, もちろんオープンフェイスサンドウィッチも....だそうですが、外から見ると、こんな感じで、まだ仕上がっていません。


そして、ブルックリンのBrownsville(ブラウンズヴィル)には、カジャルなカフェと料理学校の設立が計画されています。

このグランドセントラル駅のプロジェクトだけでも莫大な費用と仕事量なのに、これだけのことをどうやってこなしているのか、不可解ですが。。。

これから、次々とオープンしていくと思います。北欧系の料理は、この数年、大流行していますが、本場の物がやってきた感じで、ワクワクしています。

ところで、Meyer氏の肩書きですが、Nomaのオーナーの一人、創立者の一人、と両方の書き方がなされています。

もしかしたら、もう金銭的には、レストランとは関わりがないのかもしれなく、創立者の一人なのかもしれません。念のため。

追って、また、ご報告しますね。

それでは、また。