お魚を買いに行って、びっくりしたことが。。。

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こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。

今日は、仕事の買い出しに行った、魚屋さんで、ちょっとびっくりしたことがあり、ブログに書こうと思いました。


正直言って、NYでは、どんなに有名な魚屋に行っても、日本のように納得のできるフレッシュな魚は、あんまり手に入りません。

レストランは、決まった所から直で仕入れいて、新鮮なものが手に入りますが、一般人には、ちょっと難しいです。

そこで、妥協をしなくてはならないのですが、魚の新鮮さもさることながら、ゆっくり選ばせてくれなかったり、有名店でも納得のいかないことが多々あります。

この「Lobster Place」というお店は、今までに数回入ってみたことはあるのですが、あまり便利のいい場所にないので、買うつもりで見ていませんでした。


それと、Chelsea marketという、ツーリストで満員の場所にあり、Lobster Placeも、ロブスターが安く食べられるらしく、いつもツーリストでいっぱい。




そういう理由で、あんまり真剣に見ていませんでした。ただ一つ、他の魚屋で手に入らない魚がたくさんあるのだけは知っていました。

2週間前、たまたま近くに行く用事があり、買い出しをしなくてはならなかったため、この魚屋で購入しようと思い、立ち寄りました。

NYの魚屋で一番腹立たしいのは、まだ誰も買ってない、魚の半身があって、2切れを買うのに、尻尾の方から切って売ろうとするお店です。

もちろん、向こうも商売ですから、尻尾の部分が残ったら困るのはわかります。

でも、おろしたばかりの半身があるのに、尻尾の部分から売るのはダメだと私は思います。

こちらがしっかりして、向こうが魚を切る前に、きちんと伝えないと、向こうのいいなりの切り身しか手に入りません。

ところが、このお店は、「6ozを4切れ」と言うと、まだ半身が2切れも残っていたのにもかかわらず、新しい魚をおろして、私の必要なものを切ってくれました。

それが気に入り、今日、再び、わざわざここに、魚を買いに行きました。

前回のお兄さんが、感じが良かったので、彼を見つけてオーダーしました。

切ってもらっている間、いろいろ話しをしていて、お兄さんが、「どこから来たの?」と聞くので、「日本」と答えたら。。。

「どこ?」と日本語で聞かれて、そこからは、ペラペラの日本語。

なんでも、自動車関係の仕事をしていたので、名古屋に長年住んでいたそうです。そのあと、どういうことがあったのかはわかりませんが、アメリカにやってきたそう。

そして、この魚屋さんには、11年間も勤めているらしいです。これだけでもびっくりしたのですが。。。

帰り際に名前を尋ねると、「イーラッチャー?」よく分からない名前を言われて、「あー、ごめんなさい。きっと忘れてしまうわ~」と言うと一言。

「みんな僕のこと、平田って呼んでるんだよ」「え~、じゃ、これからは、平田さんって呼びますね」(笑)

お魚を買いに行って、思いもよらぬことに遭遇しました。NYって、日本語がとても流暢な人に、時々出会います。

この魚屋さん、お寿司とロブスターがウリのようで、実際の魚を購入している人はあまり見かけません。

でも、とても清潔だし、魚のおろし方も綺麗だし、何と言っても、種類が豊富です。レストランでしかお目にかかれない魚屋、カニ身などもあります。


最近、Chelsea marketは、改装を重ねて、新しいお店がどんどん入っています。

お近くに行かれた際には、是非立ち寄ってみてください。そして、お魚が必要であれば、ここの平田さんを見つけて、頼んでくださいね。(笑)

それでは、また。

Lobster Place
75 Ninth Avenue
New York, NY
TEL: 212-255-5672
http://lobsterplace.com