こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。
日本には、春になると、いろんな山菜が採れ、いろんな料理をなさっている方を見かけます。
でも、そんなに羨ましがらなくていいですよ。
そう、ニューヨークにもあるんです!春の味、香りが。
おそらく、春一番に聞くのが、morel mushroom(モレルマッシュルーム)です。日本では、アミガサダケと言います。
そして、モレルマッシュルームのすぐそばに生えるのが、アスパラガスだそうで、この2つは、よく組み合わせて料理されます。
次は、Fiddlehead fern(フィドルヘッド・ファーン)、おそらくこごみではないかと思うのですが、かなりアクがきついので、ゼンマイかもしれません。
なんと、アクを抜くと、こんなに鮮やかなグリーンになります。
私は、モレルムッシュルームが大好きなので、モレルマッシュルームが出ると、Fiddlehead fernとmorel mushroomにパンチェッタを合わせて、パスタを作ります。
そして、今、まさに旬、ニューヨーカーが一番騒ぐ、ramps(ランプス)、日本語で言うと、行者にんにくです。
rampsが出ると、どこのレストランのメニューにも、rampsが出てきます。最初はいいのですが、2週間もすると、見飽きますね。
ピクルスにしたり、刻んでいろんなものに入れたりとしますが、私は、シンプルに炒めるのが一番好きです。
味と香りは、少しニラを彷彿させるかもしれません。
今日は、すべての春の香りが揃ったので、Fiddlehead ferns以外を全部合わせて、炒めてみました。これ、とても美味しかったです!しかも、簡単!
rampsは、長いので、3つに切って、根っこの部分から先に炒めました。
パスタと分けましたが、これをパスタに混ぜ合わせても、美味しいですね。
これからが、グリーンマーケットの華やかな時期の始まりですが、昨日見る限りだと、まだまだ、買いたいと思うものが、あまり出ていませんでした。
5月に入ると、賑やかになると思うので、楽しみです。
それでは、また。