ミシュラン1つ星のスペイン料理。。。やっぱり、ミシュランは信じられないかも。

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こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。

今日は、何年も会っていない友人2人と、久しぶりに会うことになり、「どこに食べに行こうか?」とさんざん悩んだあげく、新しくミシュラン1つ星を取ったばかりの、スペイン料理「Andanada」に行ってきました。

この場所は、2回ほど名前が変わったものの、ずっとスペイン料理をやっています。

初めてオープンした時に行ったのですが、その時のシェフはとてもいい料理を作っていたのに、他の店に行ってしまい、それから行っていませんでした。

でも、今回、ミシュランの星を取ったので、再度トライしてみることに。

まず、座ると、サービスの悪さが耳につく(?) こちらの欲しい物よりも、向こうが薦めたいものをプッシュ。サングリアはどうかとか、ワインはどうかとか。。。

たまたま、一人の友人が、スペインから帰って来たばかりで、「スペイン人って、みんなこんなんだよ。お客のことは、まったく考えてない。。。」と笑っている。

3人ともあまり飲めなく、しかも昼間だったので、sparkling waterだけにしたら、それでも、まだ何かお酒を薦めたそう。とりあえず、「私たちはあまり飲めないので」、と断った。

そして、言い出したのが、「このレストランは、ミシュランの星を取っていて、食べ物も美味しくて。。。」とうんちくを述べ出した。

これには、私は、ちょっとびっくり。本当にミシュランの星に値する店は、自分の店をこんな風に宣伝はしないし、宣伝しなくても人が来るのですが。

まっいいっか。と気を取り直し、料理をオーダー。

アーティチョークのフライは、カラッと揚がっていて、上にのっている、卸したマンチェゴチーズとよく合います。


アヒージョは、エビがぷりっとしていて美味。もう少しガーリックが効いていても、よかったかも。


パン コン トマト。こちらは、かなりガーリックが効いていました。こんなに薄いパンを使ったパン コン トマトは、初めて。でも美味しかったです。セラノハムも、パン コン トマトの上に乗っていました。


スペイン帰りの友人は、やっぱりスペインで食べるのと違うなーと言っていました。何だか、味の思い出をつぶしたみたいで、申し訳ないですが、やっぱり海外で食べると、どうしても、味が変わってしまいますよね。

パエリアは、値段が高いのに、かなりがっかり。とにかく塩辛い!そして、ご飯の炊き方が悪し。お薦めの一品のようでしたが、これは残念でした。


「デザートメニューを持ってくるよ」と言ったウエイターは、かなり長い間戻ってこなく、戻って来て、「あっ、メニュー忘れたよ。でも、今あるのは、ライスプディングとカスタードのクッキー添えだけだ」と言われたので、パスしました。

もう少し、他のメインディッシュも頼めば、違う物が味わえたかもしれませんが、ここは、バーで、1、2品頼んで、ワインを楽しめばいいのでは?と思いました。

お店は、入り口近くは、少し暗めですが、奥の部屋は天窓があり、明るく開放的なので、昼間は奥に座るといいと思います。


未だに、どうしてここがミシュラン1つ星なのか、私には謎です。

それでは、また。


Andanada
141 W 69th Street,
New York, NY
TEL: 646-692-8762
http://www.andanada141.com