こんにちは、NYフードエキスパート、明比 玲子です。
しばらく、間が空いてしまいました。申し訳ありません!
ところで、「今、NYで一番流行っている食べ物は?」と言えば、フライドチキンサンドです。
どこから火がついたのかは、はっきりとわかりませんが、おそらく、6月にオープンして、私もご紹介したFukuが、よりいっそう流行を加速させたと言えます。
まぁ、もともとチキン大好き、揚げ物大好きなアメリカ人ですから、フライドチキンも例外ではありませんし、フライドチキン屋もありましたから。
ということで、アトランタからやってきた「Chick-fil-A」というファーストフードチェーンが、3日に、3階建てのお店をミッドタウンにオープン。
今までは、NY大学のダイニングホールにあっただけで、一般向けにオープンしたのは、これが初めて。
先着100名様は、「一年分のフライドチキンサンドが無料になります」としたところ、雨風の強かった金曜日にもかかわらず、土曜日朝のオープンに向けて、午後3時半から人が並んでいたそう。
そんなに騒いでいるのですが、ファーストフードチェーンなので、結局、マクドナルドとおなじような物なのですよ。
他の州の人が見たら、「どうして、こんな所に、こんなに並んでるの?」って思われているはず。
だから、このブログに書くのもどうしたものかと思ったのですが、まぁ、一応、NYのフードトレンドの一つなので、書くことにしました。
少し時間を外して行かないと並ぶと思ったので、午後3時頃に行きましたが、10分ぐらい並びました。ただ、とても感心したのは、サービスが非常に早かったこと。
ニューヨーカーは、大阪の人にとてもよく似ていて、いらちなのです。だから、並ぶことはできても、待つことができない。って変なのですが、待つのが大嫌いなのです。
だから、ニューヨークでお店をするのなら、さっさと接客ができないと、まずポシャりますね。
「Chick-fil-A」は、並ぶや否や、メニューを渡され、店の中に入るや否や、タブレットを持った人が、すぐさまオーダーを聞きに来ます。
そんなにすぐにオーダーを聞きにくると思ていなかった私たちが、あわてたって感じです。
オーダーが終わると、色が分かれた札を渡されて、その色のレジに行き、お金を払うと、すぐにオーダーをしたものを渡されるという、手っ取り早いシステム。
まぁ、これもタブレットという、現代の技術のなせる技なのでしょうが、あまりにも早く、びっくりしました。
肝心の食べ物ですが、普通のフライドチキンサンドとスパイシーなのと2つ頼みました。写真の左が、スパイシーで、右側がクラッシックと言われる、普通のフライドチキンサンドです。
スパイシーなのは、結構辛かったので、驚きました。そして、フライドチキンそのものは、それほど悪くなかったです。
一緒に行った彼と、「Fukuとどっちが美味しかった?」と話したのですが、正直、それほど差はなかったと思います。
バンが、Fukuの方が美味しかったかも。Fukuの方が、いい食材を使っているはずですが。
そして、ここでは、ワッフル型のフライドポテトしかないようです。残念なことに、まったく塩が効いてなく、ちょっといただけませんでした。
塩が効いていないフライドポテトほどまずい物はないです。
2階がイートインになっていますが、上がってみると、すぐに席は空きましたが、全て満席。
そして、ここにも、ニコニコと愛想のいい女性2人ぐらいが、テーブルを片付けて、きれいに拭いたり、いろいろと接客をしていました。
これも、NYのファーストフードチェーンでは、見られないですね。
やっぱり、若い人が多く、わさわさしていて、何となく落ち着かず、さっさと食べて、さっさと出てきました。
最後に、私は、ファーストフード店には行かないので、こういう物は、かなり前からあるのかもしれないのですが、これ、とても感動しました。
センサーで反応して、ドアが開くゴミ箱です。私は、あのゴミ箱の蓋をさわるのが大嫌いなので、こんな物に感動してましたが。(笑)
まぁ、一度行けば気が済みます。まずくはなかったですが、もう行かないです。
Chick-fil-A
1000 Sixth Avenue
New York, NY
TEL: 212-704-9920
http://www.chick-fil-a.com/37thand6thinline