こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。
かなり秋っぽくなり、半袖では涼しいぐらいまでになっていたのに、また夏が逆戻りしたかのようなお天気です。でも、陽射しは、完全に秋ですけどね。
ということで、夏の間に飲食しておきたい物を、あせって追っかけています。(笑)
このコーヒーは、その一つです。これは、普通のコーヒー屋で撮ったものではなく、ミシュラン三ツ星の「Eleven Madison Park」で撮影したものです。
お食事をしたことは、何度かありますが、今回は、食事でなく、女の子と一緒にバーへおしゃべりに行きました。
そうです。食事をしなくても、三ツ星のお店に行くことができます。それは、そのお店のバーに行くことです。
日本では、スペースの関係でバーが併設されていなかったり、カルチャー的に、レストランのバーだけを利用するということがないかと思います。
でも、アメリカでは、レストランのバーだけを利用するのは、日常茶飯事で、最初一杯飲むだけのつもりだったんだけど、気が変わったら、そのままそこで食事もできます。
こういう三ツ星のようなお店になると、メインダイニングルームとバーでのメニューは違いますが、もっとカジュアルなお店だと、テーブルの予約ができなくても、バーで同じ物を食べられます。
ちょっと話しがそれましたが、今日は、アイスコーヒーを飲みにやってきました。
ミシュラン三ツ星ですから、ものすごい従業員の数です。回転ドアを入った途端、3人ぐらいが 寄ってきます。
ここで、荷物を預けたければ預けて(バーだけの使用でも、預かってくれます)、「バーに行くんだけど」と言えば、まったく問題ありません。
そして座ると、ぴちっとしたウエイターがメニューを持ってきてくれます。私は、アイスコーヒーと決めていたのですが、他の友人2人は、メニューを熟読していました。
はい、熟読しなくてはならないぐらいのメニューでした。バーなので、最初はお酒のメニューを持ってきてくれて、私がコーヒーの話しをしたら、今度は、ソフトドリンクのメニューを持ってきてくれました。
数えるのを忘れたのですが、ここのお茶の種類は半端ではありません。ざっと覚えているだけでも40種類近くあったと思います。
でも、果たして、そんなにたくさんのお茶をキープして、品質が保たれているのか?ちょっと心配ですね。どんなにプロでも、日本人ほど、きちんと管理ができてないというのが現状だと思います。
私のオーダーしたコーヒーは、intelligentsia coffeeがこのレストランのために特別に水だしで作っているものだということ。
intelligentsia coffeeは、シカゴからやってきた、Third wave coffeeです。近年やっと、NYにもショップをオープンしました。
アイスコーヒーを出されてすぐに疑問に思ったのですが、水だしなのに、なぜ氷を入れているのだろう。。。?ウエイターに聞くのを忘れましたが。せっかくのコーヒーが、薄まってしまいます。
とても期待して一口。あー、すっごく酸味がきついんです。こんなに酸味がきついと、あんまりみんなに好まれないと思うのですが。
とりあえず、私はすっごくがっかりしました。せっかく飲みに来たのに。。。
夕方5時前にお店に入ったので、私たちがコーヒーを飲み始めてから、おつまみを持って来てくれました。ナッツ、自家製のポテトチップス(ちょっと油がまわっていたような)、オリーブでした。
こういうのって、お腹が空いてなくても、ついついボリボリ食べてしまいますよね。
そして、ディナーの直前ということで、従業員のブリーフィングをやっていました。三ツ星なので、もっと堅苦しいのかなと思っていましたが、やっぱりアメリカ、他のレストランと同じ感じで、楽しそうでした。
コーヒーには、がっかりしたのですが、ゆっくりと気分よくお茶ができて、なんとなく日本を思い出しました。こちらには、こういうお茶のできる所が、あまりないので、また行こうと思います。
あっ、そうそう、お食事は、ワイン飲んだり、いろんな付属のものを追加したりすると、税金やタックスを入れて、2人で1000ドル近くになると思います。特別な日向けですね。いつも満席のようですが。
それでは、また。
Eleven Madison Park
11 Madison Avenue,
New York, NY
TEL: 212-889-0905
http://elevenmadisonpark.com
*バーは、ランチがある木曜日から土曜日のみオープンです。