こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。
今日は、2年ぶりにお会いする方と一緒に、NYタイムズ紙から2つ星を取ったばかりの「Oiji」という、モダンコリアン料理に行ってきました。
まず、この店を一躍有名にしたのは、この料理(?)、Honey butter chipsです。こんなもの?と思われるでしょうが、今、韓国で爆発的に流行っているそうです。
新しい工場を建てているものの、生産が追いつかず、ebayで2袋100ドルとかで売られているそうです。
このお店をオープンする際、是非、このHoney butter chipsをお店で出したく、トライしたそうですが、手に入れることはできなく、お店で作ろうということになったらしいです。
日本人にしてみれば、どんなに流行っていたとしても、袋菓子をレストランでサービスしようなんてことは、あり得ないと思うのですが。どうでしょうか?
で、実際にお店で作ってサービスしている、Honey butter chipsは、出来立てでおいしかったですが、それほど騒ぐものだろうか?というのが正直な感想です。
普通のポテトチップスに塩を利かせて、上からハニーのバターソースをかけていると思います。
一番有名な料理なので、最初に書いたのですが、デザートをおいていないこのお店では、これをデザートとして薦めています。
まぁ、これを最初に食べると、お腹が一杯になって、オーダーが減るかもしれませんね。
次に人気のあるのが、最近お騒がせのフライドチキン。ここの衣は、タピオカ粉を使っているので、早く食べて欲しいとのこと。
サクサクとした食感で、他のフライドチキンとはちょっと違っていて、美味しかったです。
これは、ユッケです。プリゼンテーションが素晴らしく、ユッケが綺麗に変身しています。でも、残念なことにちょっと甘過ぎました。
松葉でスモークした鯖です。食べる時につけるレモンの入った醬油は、鯖より美味しかったです。(笑) 鯖は、微妙にスモークされていて風味は良かったのですが、もう少しふっくら仕上がっていたらよかったのですが。残念。
"Chi-jeol-pan" seven flavorsというのを頼んでみました。可愛くてきれいなのですが、何だか、これもしっくりきません。
一緒にお食事をした方は、「このままちらし寿司の具にしたらいいわ」と言っていましたが、まさしくその通りだと思いました。
最後に出てきたのが、バターライスの上にビーフの煮込み、エンリギのスライス、ししとう、大根のピクルス、半熟卵がのっている、「Jang-jo-rim」です。これが一番美味しかったかも。
でも、ほとんど、バターライスの力だと思いますが。(笑)
3種類のキムチ。キムチも、何だか味が足りないような感じです。
他の物を頼んだら、また違った感想かもしれないのですが、今日食べたものだけで言うと、2つ星はとんでもないと思いました。
値段がとても安いので、1人2品ぐらいを取って食べれば、十分お腹が一杯になります。
おそらく、しばらくは行かないと思いますが、近くにいて、また機会があれば、他の物を食べに行ってもいいかもしれませんが。私は、コリアンタウンで焼き肉食べいる方が、ずっといいです。(笑)
それでは、また。
Oiji
119 First Avenue,
New York, NY
TEL: 646-767-9050
www.oiji.com