こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。
この数年、ベジタリアンではなく、ビーガンになる人が非常に増えています。私の友人にも、近年ビーガンになった人が数人います。
ベジタリアンは、野菜だけではなく、シーフードは食べたり、卵、ミルク、バター、チーズは大丈夫だったりと、それぞれの人によって少しずつ違います。
ビーガンは、基本的に、動物性の物は、一切摂らないです。厳格なビーガンは、蜂蜜も食べません。それだけ徹底して、動物性の物は食べないのです。
理由はいろいろですね。健康を考えて、ビーガンになる人が一番多いでしょう。クリントン元大統領も、ビーガンです。確か、娘のチェルシーも。
でも、健康が理由以外に一番多いのは、ティーンエイジャーが、牛が肉として販売されるまでのフィルムとかを見て、ベジタリアンやビーガンになることです。
若い人のビーガン、ベジタリアンは、本当に問題だと思います。
というのは、どのようにして、健康的に食べればいいかわからないため、ただ単に、動物性の物でなくて、お腹を満たせるものならいいということで、結局は、炭水化物(=砂糖)と砂糖しか摂っていないからです。
去年だったか、彼の姪っ子が、ビーガンになりました。確か15歳だったかな。
ビーガン食で、プロテインをどのように摂ればいいか知らないため、というか、15歳だと、健康的に食べる食べ方なんて、普通食でも知らないですよ。
結局、バナナばかり食べています。そして、いつもお腹が空いているんです。
あんな育ち盛りに怖いですねー。年頃ということもありますが、とっても細かった女の子なのに、ちょっとぽちゃっとしました。
ただ、彼女の場合、お菓子類はほとんど食べていないみたいなので、ちょっとだけ救いかもしれません。フルーツも砂糖ですが。
日本だったら、おそらく、ほとんどの母親が、こういう状態をほっておかないと思うのですが、アメリカは、子供の好きなようにさせるんですよね。
ちょっと前置きが長くなりました。すみません。ということで、今日は、LAからやってきた、若干28歳のビーガンシェフのお店を紹介します。
彼女は、アメリカのFood networkという、食べ物チャンネルの「Cup cake war」の優勝者で、一躍有名になりました。カップケーキ作りのコンテストです。
しかも、この美貌。いろいろ調べたら、やっぱりハリウッド一家なんですよね。こんなに白い整った歯で、スタイルよし、化粧もばっちり。典型的なハリウッドです。
実は、一緒に写真を撮ろうと言われて(私はリクエストしてません(笑))、一緒に撮ったのですが、こんな若い綺麗な人と一緒に撮ってもらった写真は、ちょっと恥ずかしくて載せられませんでした。
でも、彼女は、見た目が綺麗なだけでなく、ナチュラルグルメインスティテュートを卒業して、コーネル大学の植物ベースの栄養学プログラムのコースも終了して、きちんと勉強しています。
本も5冊も出版しているし、若いのにやり手です。
私は、ビーガンではないので、ビーガンフードを食べるのは、あまり興味がなかったのですが、やはり試さないとだめなので、今日は、ちょっとだけトライ。
これは、マックアンドチーズ、ベーコンと呼んでいるのは、かりかりにローストした椎茸です。
チーズソースは、スィートポテト、アーモンドミルク、チーズの代わりに使うnutritional yeast(ニュートリショナルイースト、栄養菌)、その他スパイスなどが入っています。
これ、ちょっとびっくりです。何も言われないで食べたら、ビーガン食って絶対にわからないです。何も言わないで彼に食べさせたら、「うーん、美味しい」って言ってました。
いつもは、ビーガンとか聞くだけで毛嫌いしている人ですが。わからないって言ってました。不思議と、かりかりの椎茸が、ベーコンのような味に感じるんですよ。これが。この一品、いけてます!
もう一つは、ある雑誌で、変な名前だけど、美味しいと書いてあった、「ケール クッキーアンドクリーム」というアイスクリームです。
ケールが入っているなんて、絶対にわかりません。しかも、このアイスクリームに動物性の物が入ってないなんて、言われてもわからないでしょう。
中に入っている、クッキー(と言っても、ケーキのクラムのようなソフトなもの)は、グルテンフリーなので、グルテンフリー食をしている人も食べられます。
いやー、やられたって感じです。まぁ、ここまでして、動物性食品を食べるのをやめるか?って話しもありますが。
こんなに美味しい物が食べられるのなら、私もビーガンでいいかも。(笑)
といっても、これが、私が上で言ってたことで、ビーガンアイスクリームでも、結局、砂糖が山のように入っているわけです。
マックアンドチーズも、パスタは普通のパスタ。ちゃんと野菜とプロテイン食べないとだめですねー。
テンペイとかで作ったハンバーガーもあるので、次回は、それを試してみます。野菜ジュースも、サラダもあるし、きちんと食事できます。値段も、普通です。甘いものは、少し高めですが。
とにかく、この口うるさい私が、美味しかったと言うぐらいなので、本当に美味しかったのです。
ビーガンの人は絶対、ビーガンでない人も、興味があれば、是非行ってみてください。
お店は、黒と白で統一していて、シックでリッチな感じがありながら、明るいカリフォルニアを感じられる、とてもいいデザインです。
それでは、また。
By Chloe
185 Bleecker Street,
New York, NY
TEL: 212-290-8000
www.bychefchloe.com