こんにちは、NYフードエキスパート、明比 玲子です。
私は、和食を食べなくてもまったく問題のない人で、日本の「あー、あれが食べたい!」と思うものがほとんどないのです。(別に和食が嫌いなわけではありませんし、大好きです)
でも、一つ強いて言うのであれば、白桃です。
あの大きくて、食べる時にジュルジュルと音を立てて食べられる白桃は、こちらにはないですねー。
近年、White peachが結構出回ってきましたが、私がNYに住み始めた26年前は、見つけられませんでした。でも、数年後、探しまわって、やっと、グリーンマーケットで白桃を売ってい農家を見つけました。
日本のように大きくないし、ジューシーさには欠けますが、日本の白桃が食べられないと思うと、そんなものでも我慢できます。
でも、今日は、黄桃を使って、ガレットを作ることにしました。白桃は、パイなどには向かないですね。
私は、パイを作る時に、コーンスターチを使うのが本当に嫌いで、万一使うとしても、極端に量を減らします。
そうするためには、フルーツをパイ皮の中に入れてしまう前に、砂糖の力で、フルーツから十分にジュースを出して、それを煮詰めてフィリングに戻します。
こうすると、濃い味に仕上がるとともに、コーンスターチもほとんど使わなくてすみ、口の中に入れた時に、フルーツの味がいっぱいに広がります。
普通のパイにせず、ガレットにすることによって、一回に食べるフルーツの量は減りますが、薄いので、いくらでも食べられる気になります。
パイ皮をかなり大きく延ばさなくてはならず、結構手間がかかりますが、たまには、ガレットも美味しいです。
今日は、ちょっと甘いもの食べ過ぎました。明日は、ちょっと控えなきゃ。
それでは、また。