モントリオール スタイル ベーグル、NYベーグルとの違いは?

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こんにちは、NYフードエキスパート、明比 玲子です。

みなさんは、モントリオールスタイルのベーグルって、ご存知ですか?3年前ぐらいから、NYで注目され始めて、とうとう、昨年の春、「Black seed」というお店がオープンしました。


このお店のオーナーは、モントリオール出身のユダヤ人のNoah Bernamoff(ノア・バーナモフ)。NYに最初にオープンしたのは、「Mile End Deli」というモダンなデリです。

そこでは、あるベーグル屋に、モントリオールスタイルのベーグルを特注していました。ところが、そこが火事になってしまい、それなら、自分でお店をつくってしまえ。。。と言ってオープンしたのが「Black seed」です。

モントリオールスタイルは、NYスタイルより、サイズが小さく、かなり平べったく、真ん中の穴が大きいです。


その上、生地は全て手で丸めて、必ず薪のオーブンで焼かれています。中身の違いは、卵と麦芽が入っていますが、塩が入っていません。少し、甘めです。

NYベーグルは、焼く前に熱湯で茹でるのですが、モントリオールスタイルは、ハニーの入った熱湯で茹でてから、焼きます。

ただ、「Black seed」のベーグルは、モントリオールスタイルとNYスタイルを融合させているそうで、本当のモントリオールスタイルではないそうですが。

でも、一見しただけでは、モントリオールスタイルに見えます。NYのベーグルは、もっとぷっくりと肉付きがいいです。(笑)

このお店は、ベーグルサンドをウリにしているようなので、サンドウィッチをいくつか買いました。

私は、NYベーグルのサンドウィッチには、クリームチーズ、スモークサーモン、トマト、ケイパー、これ以外の物は、あまり食べたくありません。

なんとなく、それがトラディショナルなので。だから、ここでも、まずそれをオーダー。


エッグサラダ、いわゆる日本でいう、卵サンド。

このベーグルは、サンドウィッチに向いています!NYベーグルは、パンが分厚過ぎて、サンドウィッチにしたら、食べるのが難しいし、しかも、パンでお腹が一杯になりすぎるし。

このベーグルいいです。しかも、目の前で焼いている焼きたてだし。噛み締めて味があるっていう感じのベーグルです。


私の家からは、少し遠いので、毎朝の食卓にはのりませんが、休日には、時々買いにきます。

今、ちょっとしたベーグルブームで、また新しいお店が、間もなくソーホーにできます。そのお店のシェフのパンは、とても美味しいので、ベーグル共々、ご紹介するのが楽しみです。

それでは、また。

Black Seed
170 Elizabeth St,
New York, NY
TEL: 212-730-1950
http://www.blackseedbagels.com