何年経っても美味しい料理を、ダウンタウンからアップタウンに!「The Ribbon」

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こんにちは、NYフードエキスパート、明比 玲子です。

今日は、オープンしてまだ2週間の「The Ribbon」に行ってきました。ここは、1992年にソーホーに有名な「Blue Ribbon」を開店したBromberg兄弟の12店舗目で、アッパーウエストサイドにあります。


アッパーウエストサイドは、たくさんレストランはあるものの、名の通ったここぞという店があまりなく、つい先日も人気のあった「Ouest」がクローズしたばかりで、この店のオープニングは、アッパーウェストサイドの人にとっては、うれしいニュースでしょう。彼の持っている12店舗は、寿司屋あり、ベーカリーカフェありといろんな種類の店になっていますが、「The Ribbon」は、「Blue Ribbon」に一番近いメニューだと思います。ソーホーの店ができた時は、とても話題になり、なかなか入ることのできないレストランでした。朝4時まで営業なので、午前をまわると、レストラン業界の人のたまり場になっていて、私も、レストランでの仕事が終わり、仲間と食べに行ったのを覚えています。その店は、まだ健在です!さて、店に一歩足を踏み入れてびっくりしたのは、異常にやかましいことです。最近の新しい店は、「音楽を大きい音量でかけていてうるさい」とクリティックに指摘されていることも多々あり、そういうこともあるかと思ったのですが、ここは違うのです。人の声が、異常にうるさいのです。入って最初の部屋は、バーとコミューナルテーブル(合席テーブル)があり、若い人が鈴なりになっていました。うるさいので大きな声で話す→ますますやかましくなり悪循環ということです。これって、店のつくりが悪いんですよね。音を吸収できるような素材がまったく使用されていない。よって、どんどん、声が反響してしまう。こんなうるさいレストランは初めてと思うぐらいです。その部屋を通り、奥の部屋に行くと、少しましでしたが、ウェイターとの意思疎通がしづらく、やっとオーダーして料理を待っている間も、落ち着きませんでした。でも、料理がきて、ほっとしました。すべて、昔のまま、美味しかったです。ただ、もう20年以上昔のことなので、よく覚えていませんが、このBone marrow(牛の骨髄)、もっと数があったと思います。(笑)



エビと蟹のサラダ


フォアグラトーション


シーフードサラダ。主にロブスターがゴロゴロ入っていて、シンプルに美味しかったです。

料理は美味しかったのですが、果たして、こんなうるさいのを我慢してまで食べる価値があるのか。。。と思ってしまいました。スティッキー・トフィー・プディング。デーツを入れて焼いたスポンジケーキに、キャラメルソースをたっぷりしみ込ませて、まわりにもソースをかけてある。温かいのをアイスクリームと一緒に。ここのは、ラムレーズンがついてきています。



まぁ、新しい店は3ヶ月ぐらいは、いつも満杯。それを過ぎると、少し空きます。そうすれば、もう少し静かになるかもしれませんね。ランチならいいかもしれません。ランチは、今月中、ブランチは来月から始めるそうです。ここの18番は、Bone marrowの他に、フライドチキン、チキンウィングス(ここでは、日、月曜日のみ)ですが、「Blue Ribbon」や12店舗中、他でサーブしている店もあります。その店に行って食べた方がいいのかもしれませんね。。。アメリカの若い人は、うるさいレストランが結構好きです。うるさくなくてはダメだという人もいるぐらい。私は、ちょっと疲れました。皆さんは、どうでしょうか?それでは、また。


The Ribbon
20 W 72nd St,
New York, NY
TEL: 646-416-9080
http://theribbonnyc.com