こんにちは、NYフードエキスパート、明比 玲子です。
今日は、3週間ほど前にオープンした、フライドチキンサンドウィッチのお店、「Fuku」に行ってきました。ここは、先日ご紹介した、「Momofuku Ssäm Bar」と同じオーナーのお店です。
(注)この人は、David Changではありませんので。
実は、この「Fuku」のロケーションが、Momofukuエンパイアのシェフ、David Chang(デイヴィッド・チャン)の一号店のラーメン屋があった所です。その後、ここは、「Momofuku Ko」という、高級コース料理の店に代わり、その店を移転させた後に、このサンドウィッチ屋をオープンしました。
ちなみに、日本のラーメン屋で働いたことのあるシェフは、NYでラーメン屋をやりたいということで始めたのですが、これが、今のNYのラーメンブームの始まりです。だから、この人が、ラーメンブームを起こしたと言っても、過言ではありません。
そのラーメン屋が当たって以来、彼の開店する店は、どれも人気があり、このサンドウィッチ屋も最初は、列をなして一時間ほど待ちだったみたいですが、今日は、全然待たないで入れました。やったー!
メニューは、これだけです。お店も、小さいし, 立ち食いで、さっさと食べて、帰ってねー。ということです。ラーメン屋と同じコンセプトですね。
受付のお姉さんのところで、オーダー、お勘定を済ませたら、番号をくれるので、カウンターに行って待っていると、料理がやってきます。ちなみに、クレジットカードかデビットカードしか受け付けません。
チキンは、アメリカにしては珍しく、もも肉を使っています。アメリカ人は、チキンと言えば、どこに行っても胸肉なので、少しびっくりしました。でも、味のわかる人は、やっぱりもも肉が食べたいんですよね。
味は、ケンタッキーフライドチキンに少し似ています。そして、塩がかなり効いているので、ソースがありますが、入らないです。とにかく大きくて、衣も分厚く、びっくりしますが、お腹が空いていたので、ペロっと食べてしまいました。
からっと上がっているチキンを挟んでいるのは、ポテトバンという、ポテトの入ったバンで、ふわふわしていて、すこーしだけ甘みがあります。
ちなみに、写真のソースは、ここのシェフの開発したもので、購入することができます。韓国料理の調味料、サームジャンとコチジャンにシェリービネガーとオイルが合わせられています。少し、ピリっとしますが、味噌っぽい味に近いです。
サラダも、これ一品。中にはいろいろ入っていて、なかなか面白い味です。しそも刻んで入っています。上にのっているのは、Farro(ファロー)という穀物です。上にみかんがのっていて、ドレッシングもみかんのジュースにお味噌などを合わせて作ったものです。
いつも、レストランに行く時は、ちゃんと下調べしていくのですが、今回は、急に決めて行ったため、何も調べないで行きました。すると、帰ってきてからあるブログで、読んでわかったことがあります。
実は、サンドウィッチの中に、薄きりしたキュウリのピクルスが入っていたのですが、オーダーする時に、「Koreano(コリアンノ)」と言えば、キュウリの代わりに大根の千切りのピクルスが入ってくるそうです。でも1ドル増し。私は、キュウリの方がいいかな?と思いましたが。
食べている最中、こんなビールをオーダーしている人がいて、目が点になったので、写真を撮りました。これは、メニューに乗っている、Tecate(テカテ)というメキシカンビールです。でも、缶のまわりにスパイシーソルト、缶の上の部分に溢れんばかりに上のSsam sauceをのせていました。うーん、ちょっとこれは行き過ぎ?
サンドウィッチは美味しかったですが、わざわざ並んで食べるほどではありません。近くに行って、お腹が空いていたら、行くといいと思います。ちなみに、サンドウィッチは8ドルです。
この後は、今日はけっこう暑くて疲れたので、デザートも食べずに帰ってお昼寝しました。
それでは、また。
Fuku
163 !st Avenue,
New York, NY
電話無し。
http://momofuku.com/new-york/fuku/