今日は、アメリカの独立記念日、July 4thです。世の中の人は、郊外や海などに行って、街はガラガラ、交通量も少なく、マンハッタンは過ごしやすいです。いつも思うのですが、人がどこかに行く時は、マンハッタンにいるのが一番!東京もそうだと思います。
毎年、独立記念日にはパーティーをしていたのですが、今年はお休みして、彼と2人で静かに過ごしています。と言っても、朝からグリーンマーケットに買い出しに行き、朝から、美味しい食事をしました。
まず、朝は、ちょっとJuly 4thを意識して、フレンチトーストの上に、青と赤のベリーを散らしました。そして、極上のメープルシロップ。みなさんご存知かどうかわからないのですが、メープルシロップにはグレードがあります。
一番いいグレードは、Fancy(ファンシー)と言って、あんまり知っている人はいません。グリーンマーケットにも、ほとんど置いてなく、もしあれば、知っている人が買ってしまうので、すぐに売り切れます。
私は、ラッキーなことに、バーモント州に別荘を持っている人が、いつも買ってきてもらえるのですが。
ファンシーは色が薄く、一番搾りで、味がとてもデリケートです。よって、ベーキングなどには適さず、みなさんが今まで慣れ親しんできたメープルシロップとは、ちょっと違うと思います。でも、一度ファンシーを使うと、パンケーキなどにかけるのは、これでなくては嫌になるかと思います。
朝食の後は、すぐに遅いお昼の下ごしらえ。今日買ったものは、葉付きのビーツ、ししとう、パスタです。July 4th ディナーと言っても、グリーンマーケットで買った物が主役で、料理自体は大したものではありませんが。
メインのサーモンは、天然のキングサーモン。これは、塩、コショウ、レモンの皮の擂り下ろし、レモン汁をほんの少しかけて、オーブンに入れる前、10分ぐらいおきます。
実は、ビーツは、葉も茎も食べられるというのは、ご存知でしょうか?ほうれん草と思って使えばいいです。茎は、ちょっと堅く、調理するのにちょっと時間がかかるので、先に、ニンニク、オリーブオイル、塩、コショウで炒めはじめ、最後に葉を入れて仕上げます。
ビーツの根の部分は、アルミホイルで包み、オーブンでロースト。柔らかくなったら、オーブンから出して、冷めるまでおきます。冷めたら、キッチンペーパーで、皮をむきます。結構、こうすれば、つるんとむけますよ。ビーツは、茹でるより、この方が、甘くなります。
ビーツを冷ましている間に、ドレッシングを作ります。オリーブオイル、シェリービネガー、オレンジの絞り汁、オレンジの皮の擂り下ろし、塩、コショウ、タイムを合わせて、皮をむいたビーツは、この中に入れてマリネします。
ししとうは、この数年、NYで爆発的に流行っていて、写真のように、とても質の良いものが手に入ります。これは、ささっとソテーして、仕上げにお醤油をかけ回します。
サーモンは、15分弱ぐらいローストするので、サーモンを入れると同時にししとうを炒め始め、パスタを茹でて、バジリコソースで和えます。
ところで、このパスタは、グリーンマーケットで有名な卵屋さんが、近くの粉屋さんとタイアップして作り始めて、もう10年近くになるかと思います。個人的には、パスタは、もう少し薄くし上がっている方が好きですが、良い材料を使用しているので、美味しいです。
最後で少し、バタバタとしますが、素材を生かすために難しいことはしないので、全てちゃちゃちゃと済ませられます。
パスタがなければ、もっとヘルシーですよね。
最後は、またしもデザート。先週は、サワーチェリーパイだったので、今日は、サワーチェリーを使ったクラムケーキです。これも、サワーチェリーの酸味が、何とも言えない風味を醸し出し、しっとりとしたケーキで、いくらでも食べられそうです。(笑)
今晩は、早めのディナーで、このあと花火でも見て、ゆっくりします。
それでは、また!