お金が物を言う、アメリカのレストラン業界

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こんにちは!

NYフードエキスパート、明比 玲子です。

 

 

 

以前にも、NYでの人気レストランの予約の取り方に

ついて書いたことがありますが、皆さんは、人気

レストランの予約が取れない時どうしますか?

 

 

 

キャンセルを待って、とにかくレストランに電話を

かけまくる。。。というのが一番簡単な方法でしょう。

 

 

 

キャンセル待ちを取ってくれるお店もたまにありますが、

とても稀です。

 

 

 

そこで、金に糸目をつけないニューヨーカーがよく

取る方法が「袖の下」です。

 

 

 

 

 

チップのカルチャーがない日本では、ちょっとびっくり

するかもしれませんが、アメリカではごく普通のこと。

 

 

 

でも、それをいかに目立たないようにスマートにやり、

メートルとの意思疎通を図るかです。

 

 

 

お札が全く見えないように手に握り、握手をするのです。

 

 

 

 

これは、実際に私の友人が目の前でやり、こういうことに

慣れている私でさえもわからなくびっくりしたのです。

 

 

 

近年では、opentable.comなど幾つかのオンライン

予約が盛んになってきていて、電話予約やメートルを

通しての予約など必要ないように見えます。

 

 

 

もちろん、かなりの人がオンライン予約を使用し、

オンライン予約しかないお店もあります。

 

 

 

でも、格の高いレストランになればなるほど、

メートルが活躍し、予約が取れない時には直接

店に出向いてチップを払うわけです。

 

 

 

実際は、常連でもないし、ましてや初めて行くと

いう人にはこの方法はあまり通用せず、行っても

相手にされないことの方が多いでしょう。

 

 

とりあえず一度行って、そのお店を気に入った場合、

メートルにさりげなくチップを渡して名刺をもらうの

です。

 

 

 

その名刺には、メートル直通の番号とメルアドが

書かれていて、名刺をもらった人しか知らない

(=常連やチップをくれた人)ので、連絡が来れば

できる限りのことをして予約を取ります。

 

 

 

実際、こういうお客さんは、そのお店に行くたびに

メートルにチップを渡していますね。

 

 

 

だから常連ともなれば、受付にたとえ10人が並んで

いようとも、その人達のことは放っておいて、

メートルは飛んできてくれてご挨拶してくれます。

 

 

 

そういうお客さんは、予約なしでプライムタイムに

やってきても、ほぼ間違いなくテーブルをもらえます。

ってことは、他のお客さんがテーブルを待たされるの

ですが。。。苦笑

 

 

 

それだけ、「お金が物を言う」のがNYの

レストラン業界です。

 

 

 

まぁ、普通に考えればそうですよね。毎回100ドルの

チップをくれるお客さんによくしなければ、次に

来てもらえませんよね。

 

 

 

自分もチップがもらえなくなるし、お店の売り上げにも

ひびきます。

 

 

 

100ドルって書きましたが、額は、その人や時と場合に

よってまちまち。

 

 

 

最低20ドルから、とても難題を頼んだ時は50ドル〜

100ドルって感じ。

 

 

 

前回と少し内容がダブル部分もありますが、今回は

初めて行った新しいお店で、次回にスムーズに予約を

取りたい場合どうすればいいか?ということが

ポイントでした。

 

 

やってみたい人は、あくまでもスマートにやって

くださいね〜。

 

 

 

それでは、また!