明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします!
NYフードエキスパート、明比 玲子です。
日本にはおせち料理があるように、各国には
それぞれ元旦に食べるという食べ物があり
ますが、アメリカにはほとんどないに
等しいです。
毎年、年末になるといろんな人に聞いて回り
ますが、唯一、習慣として南部で食べられて
いるのが、Black eyed peasです。
南部出身の人何人かに聞いたりしましたが、
日本のおせちのようにはっきりとした意味が
わからず。。。
アフリカ人、アメリカ南部、ユダヤ人のカルチャー
では、縁起がいいからということですが、
それ以上のことは未だにわかりません。
その他、レンズ豆や丸いフルーツは、コインを
連想させるのでいいとか。
そして、これもアメリカ南部料理によく使われる野菜
ですが、Collard green(コラードグリーン)と
呼ばれるもの。
これも、お札を連想させる?とかで縁起がいいそう
です。
コラードグリーンは、葉がしっかりして幅が広く、
この写真のものより倍ぐらいの大きさに育っている
ものもよく見かけます。
Black eyed peasを食べるのには、Hoppin' John
(ホッピング ジョーン)と呼ばれる豆とご飯の
料理がありますが、今日は縁起のいい豆とCollard
greenを使ってお惣菜風にしました。
これを白いご飯の上に乗せれば、Hoppin' Johnに
なりますね。いろんなレシピがあり、この豆と
白いご飯さえあれば、他には、豚肉に刻んだのと
煮込んだりしているものもあります。
基本、家庭料理なので、決まったものがないのだと
思います。
まずは、ベーコンを弱火にかけて油を引き出します。
その間にお豆を洗ってから茹でます。
ベーコンは取り出し、その油を使って、ピーマン、
セロリ、玉ねぎ、ガーリック、コラードグリーン
を炒めて、トマトとタイム、オレガノを入れて少し
煮ます。
ここにお豆を入れて、もう少し煮て出来上がり。
実は、ベーコン、ピーマン、セロリ、玉ねぎ、ガーリック、
タイム、オレガノ。。。この材料は、クレオール料理
(=ケイジャン料理)の基本の材料です。
この料理はアメリカ南部料理なので、南部ではこの材料が
基本ということなのですね。
ベーコンの油が入っているので、100%ヘルシーとは
言い難いですが、これだけ野菜も入った豆料理なので、
たくさん食べなければとてもいいお惣菜だと思います。
今年は、元旦から縁起のいい物を食べたので、何かいいこと
あるかな〜?2017年も皆様にとっていいことがありますように!
それでは、また!