こんにちは!
NYフードエキスパート、明比 玲子です。
日本は今、ロカボダイエット真っ盛りのよう
ですが、アメリカではもう当たり前。
流行りだしたのは、そうですねー、もう15年前
ぐらい。
その時、爆発的に流行ったのがアトキンスダイエット
という、極端なロカボのダイエットでした。最初の
2週間は、野菜もほとんど食べられない。。。
みたいな。
それから思うと、ロカボのダイエットもかなり進歩
したと思います。ロカボダイエットでも、いろんな
種類がありますが、結局は、「炭水化物を摂るな!」
です。
そして、その炭水化物は、白米、白い粉類、
芋類、その他穀物。
これらを取り上げられてしまうと、野菜と言っても
葉野菜がメインになってしまい、お腹にドーンと
くるものが少ない。
そこで、「マッシュポテトが食べた〜い」という人が
考え出したのがこれ。
カリフラワーを使った、マッシュポテトもどきです。
パッと見た感じは、多分マッシュポテトに見えるかも
しれませんね。
そして、このカリフラワーは、とっても万能で炭水化物の
いろんな代替品が作れます。今日は、その第一弾。
アメリカのセレブは、美味しい物を食べたいけれど、
とにかく太りたくない!というのが共通している点。
会食などに出かける時は、出された物の中からしか
食べられないので、家にいる時は、太らないように
低カロリー、高タンパク質、低炭水化物の食事を
する人がほとんど。
ということで、私は仕事柄、常にそういう料理を研究
していないとダメなのです。
バター、生クリームはもちろんご法度。では、
その2つの材料なしで、どうやって美味しい
マッシュポテトもどきを作るか?
まずカリフラワーに手をつける前に、ニンニクの
ローストしたものを作ります。ニンニクの先の
部分を切り落とし、ほんの少しオリーブオイルを
垂らしてアルミホイルに包んでロースト。
大きさによって違いますが、中身が柔らかくなるまで
45分ぐらいローストします。これが、旨味のその1。
それができたら、カリフラワーを適当な大きさに
切ってチキンストックで柔らかくなるまで茹でます。
カリフラワーをザルにあげ、茹でていたチキン
ストックを煮詰めます。旨味その2。
カリフラワーはミキサーに入れて、さっきのガーリックを
絞り出して一緒に入れ、オリーブオイルを少し垂らして
回します。
ミキサーの回りが悪ければ、もう少しオリーブオイルを
入れて、上の煮詰まったチキンストックを足し、
パルメザンチーズを入れて、柔らかさを加減しながら
オリーブオイルを足す。旨味その3。
塩、胡椒で味を整えて出来上がり!
普通のロカボでは、ミルクはダメですが生クリームOK
なので、生クリームを加えるとかなり味が良くなり
ます。
でも、アメリカのお金持ちは、生クリーム、バターは
極端に嫌がりますね。
チーズは比較的OKなので、クリームチーズを入れたり、
パルメザンチーズをもう少し足したりすると、もっと
味が良くなります。
ご自分がどこまで厳しくダイエットしたいかで
変わってくると思います。
できたカリフラワーのマッシュポテトもどきは、
美味しいですよ。もちろん、本物にはかないませんが、
お肉料理など、下にマッシュポテトを敷いて
食べたい料理には、これが活躍します。
今日は、これまたロカボのベイクしたスコッチ
エッグを作りました。本来は揚げ物ですが、
揚げてはダイエットにならないので、オーブンで
ベイク。
これで十分美味しいです!こんなに豪華なのに、
高タンパク、低炭水化物、低脂肪。これなら、
男の方でも大満足だと思います。
ダイエット中でも、一手間かければ、お腹が
空かずに身体にいいものが食べられます。
今、アメリカで大流行中のカリフラワー。これから
何回かに分けて、面白い使い方をご紹介しますね。
それでは、また!