こんにちは。
NYフードエキスパート、明比 玲子です。
おそらく日本のニュースでもかなり放送されていたかと思いますが、先週の木曜日にアマゾンのリアルストアーがオープンしました。
オープンしたのは、コロンバスサークルにある、高級ショッピングモール「タイムウォーナーセンター」の3階。
本当はすぐに行きたかったのですが、なかなか都合がつかず、近くにいるにもかかわらず今日になってしまいました。
パッと見た第一印象は、こんなのオープンする意味があるのだろうか。。。?でした。
でも内容をよく確認していくと、1人でも多くの人をプライムメンバーにしようとする、アマゾンの戦略が見え見えでした。
本屋自体は、アメリカの本屋にしては、とても小さいです。
だから、置いている本はカスタマーレビューが4.8以上の本、現在のベストセラー、欲しい本リストの上位にに上がっている本のみが置いてあります。
お店に入って目の前に現れるのが、これらの本。カスタマーレビューが4.8以上の本。
私は、主に食の本を見たのですが、本の下には全て説明が付いています。
レビューを書いた93%の人が5つ星を付けた本。
アトランダムにピックアップされた、リアルのカスタマーレビューが書いてあります。
中には、結構古い本もありました。
この他は、「エコー」や「キンドル」の販売も促進していました。
ここからです、アマゾンがすごいのは。
購入はアプリで、キャッシュレス。本の価格のチェックもアマゾンのアプリでして、プライムメンバーでない人は、定価で購入しなくてはダメ。
プライムメンバーの人は、オンラインで購入出来る価格と同価格。
1人でも多くの人にプライムメンバーになってもらおうとするお店で、すでにプライムメンバーの人にはほとんど意味のないお店と言っても過言ではないですね。
プライムメンバーの人は、家にいてコンピューターでクリックするだけで、ほとんどの場合、次の日には手に入るので重たい本を家まで持って帰る必要もないのです。
店内には4席だけクッションのきいた椅子が置いてありましたが、お店は小さいし、店員がセールスのためにウロウロしているのであんまり落ち着かないです。
店員は出過ぎないように気をつけていますが、それでも声をかけられるのは、結構うざったいかも。
今は、みんな観光客気分で、どういう店なんだろう。。。って見に来る冷やかし客が100%ですね。どれぐらい売れているんだろう?
NYには、年内にもう1店舗オープンの計画があるそうですが、私はもう行かないかも。置いてある本が限られているし。。。
プライムメンバー勧誘をメインにオープンした本屋にしては、随分高い投資だなぁ〜って思いました。
それでは、また!