こんにちは!
NYフードエキスパート、明比 玲子です。
皆さんは、お家でお料理する時に、野菜を
洗ったり切ったりするのを面倒くさいって
思いますか?
う〜ん、ニューヨーカーはどうも苦手のよう
ですね。
先週の土曜日にオープンしたばかりの
「Whole Foods Market」(テキサスが本拠地の
高級グルメスーパー)には、野菜や果物を切ってくれる
コーナーがあります。
Whole Foods Marketは、当店がマンハッタンの
9店舗目に当たり、開店ごとに何か新しいアイデア
コーナーがあり、今回は、この「Produce Butcher」
butcherとは、肉屋という意味ですが、この場合
さばくという意味になるでしょう。produceは作物、
主に野菜、果物を指します。
私は、お店ができる前にどこかでこのコーナーの
話を読んで今日行ったのですが、何と、雑誌、新聞、
テレビが今日一斉に、このコーナーの話をして
いました。(笑)
今までも何度かお話ししたかと思いますが、
ニューヨーカーが料理をするようになったのは
つい最近のこと。
数年前までは、3食とも外食という人が
少なくなかったです。
シングルの人は、今でもきっとそうでしょう。
たまーに、気が向いた時だけ料理する。。。
みたいな。
しかも、ニューヨーカーはいつも忙しくて
時間がない。でも、ヘルシーな食事がしたい。
それには、時間を少しでもケチろうということで、
このコーナーが大人気。
ここで野菜をカットしているシェフ、Robinさんに
どれぐらい忙しいのか聞いてみました。
すると、「週末は忙し過ぎて暇がないのよ〜」
「オレンジを一つとかではなく、皮をむいて欲しい」
「びっくりしたのは、そこのレタスを持ってきて、
これ洗ってくれないかしら」というご注文。
「で、それはお金がかかるの?」と聞くと、
「洗うのはさすがにお金が取れないので。。。」
という返事。
切り方は、写真の7種類が基本。オレンジを
むいたりするサービスもあり、値段は1ポンド
(454g)につき1ドル。
大きい物、例えばパイナップルとかは、1個
1ドル。
いやー、そんなお金を払って野菜切ってもらって
までして、家で料理したいの〜?
そして、どうせならもっと時間を短縮ということで、
彼女のカウンターの下には、基本的な野菜が、
もうすでに切ってあり、好きなだけ取って量り
売りで購入可能。
本当にアメリカ人、いや、ニューヨーカーは
合理的にすることにはお金を厭わないですね。
Robinさんと私は、「いや〜、私たちには
考えられないよね〜」と信じられないと言って
2人で話が盛り上がりました。
私は、Whole Foods Marketがあまり好き
ではありません。理由を書き出すと長くなるので
やめますが、アメリカには、特にお金持ちには
Whole Foods Market信者が多くて、ちょっと
困ります。
ここにある物はすべて安全、ヘルシーと思って
いる人があまりにも多すぎる!値段が高いので、
お金持ちに信者が多いと言うのもうなづけますが。
と言うことで、あまり話題として取り上げたく
なかったのですが、この店舗の他の話題の
コーナーの写真も載せますね。せっかく行ったので。
ここは、Bryant Park(ブライアントパーク)と
呼ばれるパークの目の前なため、観光客も多し。
でも、メインはオフィスで働く人のランチと、
夕食のための買い物用。
1階は、パン、サラダ、飲み物のテイクアウトが
たくさん。2階に行くと、量り売りのお惣菜に
肉、魚、そしてちょっとしたレストラン。
地階は、野菜、果物がメインです。
この店舗では、「Produce Butcher」の他の
目玉として、「Frankies」(有名なイタリアン
レストランの出店)と「Seed & Mill」(tahiniと
言う練りゴマソースを、その場で作ってくれます)が
あります。
raw barや簡単な寿司バーも。ランチはもちろんの
こと、会社帰りの人を狙っているのでしょう。
私がWhole Foods Marketが好きではない大きな
理由の一つに、プロとして買い物に行くと無い物が
あまりにも多いということ。
今回はゆっくりする時間がなかったため、じっくり
見ていませんが、ざっと見た限り、今までより
品揃えがいいかも。。。
場所的にいつも通るエリアでは無いので、次に
いつここに買い物に行くのかわからないですが、
次回は必要な物がありますように!
「相撲マンダリン」変な名前。デコポンのことです!
それでは、また!
Whole Foods Market
1095 Avenue of the Americas
New York, NY