昔のレパートリーも新しく書き換えた、シェフFloydのニューインド料理

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こんにちは!

NYフードエキスパート、明比 玲子です。

 

 

 

近頃は、普通にインド料理を食べるように

なったニューヨーカー。

 

 

でも、実はニューヨーカーって、昔はスパイシーな

物が好きな人が少なく、インド料理を食べられる

人が少なかったのです。

 

 

 

これって今聞くと嘘みたいな話ですが、1998年に

あのDanny Meyerが「Tabla」というインド料理

レストランをオープンしたのは、大変な賭けだった

のです。

 

 

 

最終的には閉店してしまいましたが、12年もちました。

NYで10年レストランをキープすることは異常なほど

大変なことですから、12年もてば成功ですね。

 

 

 

そして、「Tabla」のおかげでニューヨーカーは

インド料理に目覚め、それからというもの、

インド料理店が増えました。

 

 

 

これが過去30年間の、NYの簡単なインド料理事情。

 

 

 

「Tabla」が閉店した後、シェフFloyd Cardozは

その後何店舗かを経て、今日私が行った「Paowalla」

を去年の夏にオープン。

 

 

 

 

 

ほとんどいつもそんな気がしますが、NYって

レストランが多すぎて、なかなかすぐに行けない

ことが多いですね。

 

 

 

今回も、開店から6ヶ月も経ってました。

やっと行けて、嬉しい〜!

 

 

 

店名のPaowalla(パオワラ)とは、パンを作って売る人

という意味だそうで、シェフ自体も「Tabla」で出して

いたインド料理で出てくるナンなどのパン類を充実

させたいということ。

 

 

 

その希望通り、中に詰め物をしたナンなど数種類のナン、

ロティなど10種類近くのパン(?)がある。それと一緒に

食べるチャツネ類も充実。

 

 

奥に見えるのは、Cheddar Cheese Kulcha。

これは、メキシコ料理のケサディーヤのようでした。

 

 

 

これは、NYタイムス紙が去年のベスト10の料理の一つに

挙げた「Egg Kejriwal」。

 

 

ブリオッシュ生地のパンに卵、チェダーチーズ、ココナッツ

チリチャツネが入っていて、ブランチ料理の代表選手の

ような料理。美味しい〜!

 

 

Dosa & Fried Egg。生地は米粉を使っていて、 パリッ、

もちっともしていて、これだけを食べても美味しい。

目玉焼きはいらないぐらい。

 

 

 

 

 

 

Sea island peasという煮豆の中に、Burrata(ブラータ)

チーズが浮いています。味付けはとてもあっさりして

いますが、豆に濃厚なチーズなので、すぐにお腹が

いっぱいになります。でも、止められない!

 

 

 

 

デザートは、Kulfi(クルフィ)とBarkha's Goan Bibinca。

 

 

 

Kulfiは、有名なインドデザート。ミルクを煮詰めて

作ったアイスクリームのようなもの。簡単に

言えば、コンデンスミルクを固めたような感じ。

ソースはブラッドオレンジ、ちょっと甘すぎかな〜。

 

 

 

 

Barkha's Goan Bibincaは、シェフの奥さんの

レシピだそうで、これも有名なインドデザートの

一品。ココナッツミルクと卵黄がメインの食材です。

 

 

 

 

 

おそらく、本来のものよりはかなり甘みを抑えて

いると思います。でも、ちょっと日本人好みの

デザートではないかな〜。まずくはないです。

ケーキは濃厚で甘し。

 

 

 

洋梨のワイン煮の方が甘みが少ないので、

それと一緒に食べるといいのでしょう。

 

 

 

なかなかもう一度行きた〜い!というお店は

なく、しかもブランチは混んでいて満足できる

お店は少ないのですが、ここはよかったです。

 

 

 

久しぶりに、「美味しかったね。また行きたいね!」

と言えるレストランでした。

 

 

 

 

ソーホーのドミニクアンセルのお店からすぐの

場所にあります。

 

 

 

ソーホーにいらしたら立ち寄ってみてくださーい。

 

 

 

それでは、また!

 

 

Paowalla

195 Spring Street,

New York, NY

TEL: 212-235-1098

http://www.paowalla.com