こんにちは!
NYフードエキスパート、明比 玲子です。
年末年始には必ず、新しい年に流行る食べ物の
情報が流れますね。
その中でもキヌアの次にスーパーフードとして
注目されているのが、「Amaranth(アマランス)」。
日本では、アマランサスと呼ばれているみたい
ですが、アメリカではアマランスです。
私がアマランスと出会ったのは、おそらく
1996年、私の大好きなレストラン、
Gramercy Tavernで食べた、あるソースに
入っていました。
ソースに入っていて、ちょっとモチモチしていて、
舌に残るプチプチ感が気に入り、ウェイターに
何なのか聞きました。
その時は、「ふ〜ん、そういう物があるんだ〜。
きっとレストランで使われるものなんだろうな〜」
と、家で使ってみようとも思わなかったの
ですが、その後しばらくしてある本で、いかに
栄養価の高い穀物かということを知りました。
それから、玄米を炊く際には、3割ぐらい混ぜて
一緒に炊いています。
おかゆのようにして食べたり、お菓子にしたり
できますが、一番食べやすいのはご飯と一緒に
炊いてしまうこと。
モチモチ感が出て、プチプチしていて美味しい
ですよ〜!
炊き上がりは、このように上に浮いた感じに
なりますが、熱いうちに混ぜれば大丈夫。
このアマランス、キヌアよりもカルシウム、
マグネシウム、リン、鉄分の含有量が多いです。
カルシウムは、米や小麦の8倍から28倍、
鉄は24〜50倍も含んでいるそう。
アマランスは、古代インディオやアステカ
インディアンの重要な穀物だったのです。
アステカ王国を滅ぼしたスペイン人は、
彼らの主食に当たるアマランスの栽培を禁じた
ため、近年まで消えていたのです。
でも、カルシウムやマグネシウム不足の現代人には、
もってこいの食べ物で、今見直されています。
こういう流行って、みんなが作りたがるものなので、
大流行するかどうかっていうのはわかりませんが、
本当にスーパーフードだと思います。
ご飯と一緒に炊いて食べれるというのは、
日本人には身近だし、是非トライしてみてください!
それでは、また!