噂の通りのお店。。。本当に行く価値あり!

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こんにちは!

NYフードエキスパート、明比 玲子です。

 

 

 

去年の終わりから急に噂になったお茶の

お店「Té Company」。

 

 

 

NYマガジンやSaveurマガジンなどで騒がれ、

ずーっと行きたいと思っていたお店。

やーっと行けました。

 

 

 

台湾人のElena Liaoさんが、ポルトガル人の

ご主人Frederico Ribeiroさんと始めた

烏龍茶の専門店です。

 

 

 

 

NYでは、今までお茶の専門店ができては消え、

できては消えて行きました。でも、最初から

これほど騒がれて、賑わっているのは見たことが

ありません。

 

 

ホリデーシーズンということもあるでしょうが、

狭い店内には、ひっきりなしに人が入ってきて、

いつも満席。そもそも、10人ほどしか座れない

のですが。

 

 

 

普通の喫茶店のように、お茶一杯だけでも

飲めますし、ご主人が作るランチ、お茶を合わせる

テースティングディナーもあります。

 

 

 

今日は、烏龍茶のレクチャーをしてくれる5種類の

烏龍茶テースティングを予約して行ってきました。

 

 

 

 

予約をする際にどういうお茶に興味があるのかを

伝えておけば、その人の好みに応じてElenaが

5種類を選択してくれます。

 

 

 

台湾できちんとしたお茶のセレモニーを楽しんだ

ことのある方はおわかりになると思うのですが、

小さいティーポットに入れて、小さめのカップに

注いでもらっていただきます。

 

 

 

 

 

日本茶と同じで、お茶碗を温め、ポットから直接

カップに注がず、クリーマー入れのような入れ物に

注いでから適温になったお茶をカップに入れます。

 

 

 

 

 

 

最初のお茶は緑色の烏龍茶。Pear Mountain

at South Ridge。これは、とても香りがよく

烏龍茶とは思えない香り。

 

 

 

 

香りが良く、一風変わったこのお茶を1つ目に

もってくることにより、これから先へのワクワク感が

出てきます。

 

 

 

2つ目は軽くローストしてあり、ほうじ茶のような

香り。Frozen Summit '05 Vintage。今日のような

寒い日にぴったり。

 

 

 

5種類のお茶をいただく間に3種類のお茶に合った

お菓子を出してくれますが、ちょうどそのお菓子が

合うお茶を飲んでいるぴったりのタイミングで、

ご主人がお菓子を運んできてくれ感激。

 

 

 

しかも、製作はすべてご主人です。

 

 

 

最初のお菓子は、Saveurマガジンが「NYで一番

美味しいクッキー」とまで言ったパイナップル

リンツァークッキー。

 

 

 

 

 

サブレにパイナップルジャムを挟んであり、上には

塩とライムの皮のすりおろしがかかっています。

 

 

 

 

 

最後にふわっとスパイシーさがやってきます。

それは、柚子胡椒のスパイシーさだそうですが、

パイナップルジャムと混ぜてしまうと全く何か

わからなくなっています。

 

 

sweet, sour, spicy, saltyのバランスが微妙に取れて

いるとても面白いクッキーです。NYで一番美味しい

クッキー?かどうかはわかりませんが、面白さで

いうと一番かも。

 

 

 

この次のお茶は、Oriental Beauty Reserve。

これは、ほとんど紅茶を飲んでいるような味わい。

そして、かなりフローラルな香り。

 

 

 

このお茶には、オリーブオイルのケーキが出てきます。

これ、さっきのクッキーよりずーっと美味しいですね。

むーっちゃ美味しいの部類です。

 

 

 

 

しっとりしていて、香りも良く、シンプル。

Simple is the best!の見本ですね。

 

 

 

これを楽しんだ後、Petite Noirというお茶。これは、

日本人が普通に飲む烏龍茶に近い香りでした。かなり

しっかりした味。

 

 

そして、最後のお菓子は蒸して作ったグルテンフリーの

チョコレートケーキ。これねー、今まで食べた

チョコレートケーキの中で一番美味しかったかも。

 

 

 

 

蒸して作っているというのも信じられないし、

グルテンフリーっていうのも信じられない!

 

 

 

 

このチョコレートケーキに酔っている時に、最後の

お茶が注がれます。Circa 1976というお茶は、

発酵させたような風味。

 

すべてのお茶は、こういうシンプルな素敵な

缶に保管されています。

 

 

実は、このお茶が一番値段が高いお茶でした。

 

 

うーん、堪能しました!Elenaの話も非常に面白く、

私も、一緒に行った友人も食の仕事なので、話が

盛り上がり、おそらく2時間半ぐらいみっちりと

レクチャーしてもらいました。

 

 

これで、税金入れて52ドルです。オーナーがやって

いるのでチップは必要なしです。

 

 

52ドルという数字だけ聞くと、決して安くは

ありません。

 

 

 

でも、これだけみっちりとレクチャーしてもらい、

美味しいお菓子を出してもらい、忙しない

マンハッタンの喧騒から逃れて幸せな気分になれる

と思うと安いですね〜。

 

 

 

 

久しぶりに会った友人と、「また来たいね〜」と

話して帰りました。

 

 

オーナーのElenaさんと。

 

 

 

次回は、ランチとディナーを目指しま〜す。

 

 

 

さむーい日に行った甲斐がありました。

 

 

それでは、また!

 

 

Té Company

163 West 10th Street

New York, NY 

TEL: 929-335-3168

http://www.te-nyc.com