こんにちは!
NYスィーツエキスパート、明比 玲子です。
ダイニングルームのないレストラン?それは、
何だ?って思った方多いと思うのですが、
これ、デリバリーオンリーのバーチャル店の
ことです。
あまりにも家賃が高く、人件費もかかる
レストランは、もうやっても無駄と思っている
人も多く、最近デリバリーオンリーのお店を
オープンする人が増えてきています。
そして、ニューヨーカーは、基本的に家でご飯を
作りません。この数年、外食の値段がかなり
上がったこともあり、家で作る人がかなり増えた
とは思いますが。
と言っても、シングルの男性や昨日のブログの
話ではないですが、もうとにかくどっ疲れて
帰ってくるので、食事をつくる元気がないし、
外に買いに行ったり食べに行く元気もない。
という人があまりにも多く、NYのデリバリー
産業は現在のところ、約3兆円のビジネスと
言われています。
しかも、この数字が7倍まで膨れ上がる可能性が
あるとの見解もあり。
ちょっと日本では考えられないと思うのですが、
とにかくみんなデリバリーを頼みます。
そして、最近のデリバリーは、お店に電話をして
オーダーするなんてことはほとんどなく、
アプリを開くとそこには気絶するほどの数の
お店が載っていて、そこから自分の好きなものを
選べます。
一番メジャーなのは、seamless.com。ここは、
普通に町に溢れているチャイニーズレストラン、
ダイナー、多種多様のお店が登録。
それが、数年前から、有名シェフが始めた
デリバリー、デリバリー費が高いものの高級店
からのデリバリーもOKのアプリ、カーサービス
Uberが始めた敏速なデリバリー、数えだしたら
きりなし。
そして、今日、フェイスブックもデリバリー
ビジネスに参戦を表明!業界は、大変な
ことになってきています。
私は、基本、デリバリーは嫌いですが、
便利さに負けて、時々オーダーしますが、
人によっては、1年間のデリバリー代が
100万円以上という人はザラにいるそうです。
いろいろ試しましたが、David Changという
有名シェフが始めた「Maple」が、味、質
ともに一番いいかなと思います。
ただし、ヘルシー志向に走っているのか、
サラダ系があまりにも多く、メニューにもう少し
変化が欲しい。
ほぼ全部のデリバリーは、最初にクレジットカード
などの情報を登録します。メニューが毎日届く
ところもあります。
普通、デリバリーといえば、暖かいものが届くと
思われがちですが、冷まして冷やした状態で届く
ところもあり、そうすることにより自分の好きな
時間に食べることもできるという利点あり。
時間も、30分から1時間ぐらいの範囲で自分で
選択できる所もあったり、すぐに持ってきたり、
時間がかなりかかるところもあり、いろいろです。
今日は、Mapleからオーダーしてみました。
ここは、すごい資金力を持っているので、
バッグから何から何までデザインもすっきり。
お金がかかっているのがわかります。
これは2食分の写真。上2つが1人前、
下は、一つの箱に全部入っています。
上2つは、サイコロステーキのサラダに
キノアに小豆の入ってます。シンプルな味付けで、
結構ヘルシーですよ。
下は、そばサラダ?一応、ポーチしたチキンの
胸肉のスライス、キュウリのサラダにゴマ風味
ドレッシングです。これも、ドレッシングを
かけすぎなければ、なかなかヘルシー。
でも、蕎麦がひっつかないように、かなり油を
からめてますね。
ここまで来ると、資金力がある所が残るでしょうね。
消費者にとっては、いろいろチョイスが増えて
いいことですが。
フェイスブックは、デリバリー費が無料だそうで、
どういう形になっているのか、楽しみです。
また、他のところのデリバリーもご紹介しますね。