まだまだ、キーライムは特別!

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こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。

キーライムパイをご存知の方は、多いかと思います。でも、実際に、キーライムを見た方はあまりいないのでは?と思います。


この写真は、ネットから取ったのですが、普通のライムと比べた写真です。直径が、2-3cmです。


普通のライムは、種はほとんど見かけないですが、キーライムは、種が多いです。なんか、スダチのような感じですね。


日本で手に入るのかどうか、リサーチしてみたら、日本のアマゾンで、メキシコ産のキーライムを売っています。

で、びっくりして、もっとリサーチしてみたのです。というのは、フロリダの先端、Florida Keysでしか採れないと思っていたからです。

おそらく、昔は、そうだったのかもしれません。でも、今は、メキシコでも栽培されているようです。

なるほど。とすると、なんか、辻褄が合ってくるような。。。

20年以上前は、NYで、生のキーライムを見かけることは、ほとんどなく、「見かけたら即買い」と言っていたのです。マイヤーズレモンと同じですね。

それが、最近、とてもいい状態の物が、グルメスーパーに行くと、かなりたくさん出回っていて、びっくりしていたのです。

おそらく、メキシコでも栽培されるようになって、かなり一般化してきたのだと思います。

それを知らなかった私は、やはり即買いしました。(笑)

キーライムは、普通のライムと味を比べると、ちょっと苦いし、口に入れると、酸っぱいを通り越してる感じです。

果汁の色も、かなり濃い、黄色に近く、普通のライム汁より濁った色をしています。

よって、他にも使い道はあるのでしょうが、私は、いつもキーライムパイを作ってしまいます。キーライムパイには、やはりこれでなくっちゃ、普通のライムじゃ味が出ません。

でも、キーライムって、小さくって、とても絞りづらいんです。キーライムパイを一つ作るのに、上の写真のキーライムを全部使います。

そして、コンデンスミルクと合わせると、ライム汁に含まれる酸が反応して、凝固するそうです。

コンデンスミルクを使用するのは、昔、フロリダキーズでは、冷蔵配送がなく、牛乳が日常品でなかっただからだそう。これ、知らなかったです。

そして、パイ皮は、チーズケーキのように、グラハムクラッカーを砕いたものを使用。パイとはいうものの、とても簡単です。

本来は、キーライムの風味を引き立てるために、火を入れないで作りますが、卵が入っていてサルモネラ菌が懸念されるため、普通は火を入れて作られています。

私は、いつも、グリーンマーケットの卵を使い、そのまま火を入れません。まぁ、ちょっとリスクがあるのでしょうが。。。

今回は、急に、友人の家に行くことになり、もう少し冷蔵庫で寝かせないといけないのに、待てずに切ってしまったため、固まりが足りないです。

でも、美味しかったです!この酸味、なんとも言えません。


奥の2切れは、ここには書きませんでしたが、マイヤーレモンで作ったレモンバーです。


年に一度は、食べたくなります。次見つけたら、また買ってきます!

それでは、また。