あの、Mario Bataliが、またやってくれました。

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こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。

陽は高く、窓の外から見ると、もう完全に春ですが、まだ少し肌寒いNYです。でも、外が明るくなると、なんだかウキウキしますよね。

ということで、今日は、まだオープンして間もない「La Sirena(ラ・シレナ)にランチに行ってきました。


このお店は、NYでイタリア料理というと、1、2位を争う、シェフMario Batali(マリオ・バタリ)の新しいお店なので、楽しみにしていました。


そして、お店を入る時から、期待を裏切らない感じがひしひしと感じられます。


黒と白が基調になっていて、ガラス張り。今日のようなお天気のいい日には、店内に陽がよく入り、とても気持ちのいいお店です。


しかも、広々としていて、こういう感じのいいお店は、NYでも久しぶりですね。

ランチということもあり、お食事は軽めに、パスタだけにすることにしました。

一緒に行った友人は、イカスミが入った黒いトーナレーリィ(少し太めのスパゲッティ)にロブスター、ramp(ランプ)にパン粉が入っています。


rampとは、日本語では、行者ニンニクというそうです。

こちらでは、春を告げる野菜の一種で、ランプ好きの人は多く、初物のランプがグリーンマーケットに出ると、みんなが大騒ぎします。

そして、どこのレストランに行っても、ランプがメニューに載ります。

主に、ソテーにして食べたり、ピクルスにしていただいたりすることが多いです。

話がそれましたが、私は、話に聞いていた、ラザニアを食べることにしました。このラザニアは、ミルフィーユのように、何層にもなっています。

普通のラザニアのように、トマトソースはなく、ベシャメルソース(ホワイトソース)と薄切りしたポテトが入っているだけなので、層の間が狭いため、何枚も重ねることができます。

そして、上には、ペストがたっぷりかかっていて、かなりシンプルでした。

ペストの量が、かなり多いように見えますが、ラザニアの中は、ベシャメルソースだけなので、それほど多いとは感じませんでした。

お味は、どちらも、予想していた通り。でも、とても的を得た味で、美味しかったです。

友人は、あまり甘いものが好きではないのですが、デザートを一皿取って、シェアーすることにしました。

私は、チョコレート系のデザートがあまり好きではないため、その次にお勧めだった、このヨーグルトパンナコッタになりました。

パンナコッタに、パッションフルーツのソルベ、ルバーブのコンポート、キンカン。。。とってもカラフルで春らしいデザートですね。


フレーバーは悪くなかったのですが、パンナコッタの食感があまり良くないのと、全体的に甘すぎでした。残念。

最初から素敵な食器だなーと思っていたのですが、やっぱり、ジノリの食器でした。このお店用に作った、別注ですね。シンプルですが、素敵です!


日本人は、お茶のセレモニーから、どうしても食器をひっくり返して見てしまうのですが、こちらでは、あまりいいマナーではありませんので。念のため。

コーヒーを入れてもらった際、びっくりしたことがあります。

こちらでは、お茶やコーヒーをカップに並々と注ぐのですが、こちらに長年住んで、初めて、写真のようにカップに半分しか注がれませんでした。

偶然なのかもしれませんが、これには、ちょっと驚きでした。もう一度行って、確かめてみたいです。

これから夏になると、おそらく、テラス席も出るかと思います。楽しみですねー。

久しぶりに、気に入ったお店でお食事ができて、嬉しかったです。ここは、久しぶりに、お勧めです!

ディナーは、まだ予約が取りづらいかもしれませんが、ランチは、簡単に取れました。皆さんも、是非、いらしてみてください!

La Sirena
88 Ninth Avenue,
New York, NY
(212) 977-6096
http://lasirena-nyc.com