こんにちは、NYフードエキスパート、明比 玲子です。
今日は、日曜日の散策の続きです。
日本は、私が小さい頃から、コーヒーに関しては、かなりうるさい国だったと思います。で、アメリカと言えば、かなり長い間、水に色をつけたようなコーヒーしか味わうことができませんでした。
90年代の中頃から、食の改革がかなり始まり、コーヒーも、少しずつ良いものになってきました。そして、この5年ぐらいは、ブルーボトルコーヒーやその他のサードウェーブコーヒーが騒がれ、コーヒーにうるさい人が増えてきています。
そういう中、あるコーヒーが、通の間で騒がれています。それは、チャイナタウンの外れ、おそらく6畳もないような小さなお店です。
コーヒー専門店ではなく、マレーシアのコーヒーショップです。というのは、コーヒーだけを置いているのではなく、マレーシアの軽食、スィーツなどが、ただのお茶請け程度ではなく、かなり多種サービスされているからです。
初めて、このお店を見いだした人は、かなりの勇気者だと思います。こんな所に、そんな美味しいコーヒーがあるとは思えないからです。
でも、このお店があるブロックには、今人気のレストランが、他にも2軒あり、知る人ぞ知るお店で、私がいる間にも、ひっきりなしに人が入って来て、狭い店内は、いつも満員、そして、デリバリーまでしていました。
まだ、オープンして4ヶ月というこのお店、どんなコーヒーなのでしょうか?
ここのコーヒーは、2種類ありますが、特に騒がれているのが、このWhite coffeeです。味は、ベトナムコーヒーのようにコンデンスミルクが入っているため、「甘い!」というのが、最初の正直な感想。
そして、2口、3口と飲むうちに、だんだん味がわかってきますが、とてもスムース、まろやかで、優しい味です。
このWhite coffeeというのは、豆をオリーブオイルでローストしてあり、カフェインが、普通のコーヒーより少ないそうです。
もう少し、甘みが少なければ嬉しいのですが、私は、食というのは、オリジナルの食べ方、飲み方をするのが一番美味しいと思っていて、それには、理由があると思うので、納得して飲みました。
もう一種類のコーヒーは、ブラックか、コンデンスミルクかエバミルクの選択がありましたが、とりあえずはブラックで。
とにかく、まーっ黒です。こちらは、バター、砂糖と小麦でローストされているそうです。色の割りには、かなりまろやかな味。
見かけの色に騙されそうですが、こちらの方が、バターでローストしているため、コクがあります。でも、なめらか。
ただし、こちらのコーヒーも、コンデンスミルクを入れた方が、美味しかったと思います。甘い飲み物は、あまり好きではないので、ブラックで味見をしたあと、エバミルクを入れてもらいました。
でも、濃いコーヒーなので、エバミルクでは、あまりヘルプにはなりませんでした。
このコーヒーは、高い所からポットのコーヒーをカップに入れて、飲みやすい温度に落としています。
この人が、オーナー兼料理人。料理を作りながら、コーヒーの説明をしてくれました。ここのコーヒーは、Koon Keeというマレーシアーのコーヒーで、アメリカでここのコーヒーを飲めるのは、ここだけだそうです。
コーヒーは、かなり大きいカップに入っていて、2杯も飲みほすことができなかったので、2杯目の残りは、家に持って帰りました。
帰って、完全に冷めたコーヒーを、何口か飲んだのですが、とても甘みのあるコーヒーでした。今度は、生クリームを入れて、飲んでみたいです。
今回は、お腹が空いていなかったので、何も食べられなかったのですが、お客さんは、美味しそうなマレーシアのスナックを食べていたので、次は、是非、味見をしたいです。
このあたり、最近かなり拓けていますし、散歩がてらいらした時には、コーヒーを是非試してみてください。おすすめです。
Kopitiam
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