これだから、夏はやめられない!Vol. 11、採れたてオクラでガンボ

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こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。

今朝は、秋の気配のする空気を感じながら、グリーンマーケットに歩いて行きました。肌寒いわけではないのですが、湿気が少なく、風が吹いていて、とても過ごしやすい一日でした。

NYの冬は長いので、夏が終わるのは、悲しいです。

今日は、何を作ろうかなーと思って、2週間ぐらい前から気になっていたオクラを買うことに。


実は、私は、こちらでオクラを見るまで、オクラって日本の野菜だと思ってました。(笑) でも、インド料理、中近東料理などに幅広く使われています。

日本にいた時は、さっと湯通し、スライスして、納豆のように食べていましたが、こちらに住んでからは、火を通して食べるようになりました。

その中でも、オクラと言えば。。。ガンボって感じです。ガンボは、セロリ、玉葱、ピーマンが必ず入り、メインに入れる具によって、チキンストックとかシーフードストックなどで、ルーをのばしたかなり濃厚なシチューみたいなものです。


そして、忘れてはならないのは、Andouile sausage(アンドゥイユ ソーセージ、薫製したソーセージ)。これを入れることによって、ぐっと味がしまり、ガンボ!という味になります。

今日は、少しいつもと違うルーの作り方をしてみました。grapeseed oilと小麦粉を混ぜ、180℃のオーブンに1時間半。時々混ぜるだけで、こんなにきれいなルーができます。


これをバターですると焦げるので、ラードかgrapeseed oil(グレープシードオイル、スモークポイントが高い)を使います。

いつもは、メインにはチキンを使うことが多いのですが、今日はエビ。エビの殻で出汁を取ります。

出来上がったのは、こんな感じ。そこで、後で知ってしまったのですが、本来は、ルーとオクラは一緒に入れないそう。かなりこってりになりますからね。

でも、ガンボは、本来、結構濃厚なのと、出汁でのばしたので、大丈夫です。

今、いろいろ調べてみましたが、本来のルールと、みんなが実際作っているものと、違っていますね。こうやって、料理は変わっていってしまうのでしょう。お寿司のようにね。

ガンボは、それだけでお腹がいっぱいになるので、簡単なサラダを作りました。サラダ菜は、買ってあったミックス。それに、今日は、非常に美味しいHeirloom tomato(エアルームトマト)を一個添えました。


これは、2人分なのですが。このトマトは、本当に美味しいです。暑い夏には、このトマトに、美味しい塩と美味しいオリーブオイルをさらっとかけて、1個食べます。


実は、彼に何も言わずに、このサラダを出したら、「このトマト、美味しくない?」って言って、野菜をあまり食べない人がパクパクと、ほとんど全部食べてました。(笑)

これぐらい、味に違いがあります!形がいびつだったり、色もグリーンだったりしますが、どれも美味しいのです。

デザートは、今日は、グルテンフリー、白砂糖フリーのバナナブレッドを作ることに。私は、グルテンフリーは反対派で(アレルギーでない限り)、別にグルテンフリーでなくてもいいのです。


でも、アーモンドフラワーを使ったレセピーを見つけたので、白砂糖もフリーにして、作ってみました。甘みは、ハニーを少しだけ。

アーモンドフラワーを使っているので、まずくないし、甘みが少ないこともないですが、やっぱりいつものとは、違いますね。

ところで、バナナブレッドを作るときには、最低、ここまでは、真っ黒にしてくださいね。まだ1週間ぐらい置いておけたかも。


こんなに外側が真っ黒でも、中は、まだ真っ白です。最低これぐらい熟れてないと、バナナブレッドには向きません。甘みが十分でないので。

今日も、しっかり食べましたが、今週は、外食が多かったので、お家ご飯は、ほっとしますね。

それでは、また。