今年ナンバーワンのレストラン?

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こんにちは。NYフードエキスパート、明比 玲子です。

今日は、待ちに待ったビストロ店「Rebelle」に行ってきました。そして、このお店、今年今までに食べたレストランで、一番美味しかったかもしれないです。

6月24日に書いた、「Cosme」も本当に美味しく、甲乙付け難く、どっちがよかったかと聞かれると迷います。料理が全く違うので、順番付けられないです。

行こうと思ったのは、ある有名なクリティックが、とりあえず、今の時点で、今年一番のレストランと書いていたのを読んだのがきっかけ。

こういうのって、実際自分で確かめるまで、絶対に信じない人なのですが、食べに行って本当に良かった!久しぶりに美味しいお店で、食べることができました。しかも、サービスも良し!

私は、フラッシュを使うのが嫌なので、暗くて、あまり綺麗に撮れていません。ごめなさい。

まず、このパンは、She Wolf Bakeryという、とても小さいベーカリーで作っています。マンハッタンでは、ユニオンスクェアのグリーンマーケットでしか手に入れられません。

サワドゥで、chewyで、美味。バターも美味しいです。

ファーストコースは、生のヒラメを結構分厚く切って、ブラウンバターソースで合わせています。


ブラウンバターでケイパーをサッとフライして、濃厚なブラウンバターをシェリーとレモン汁でカットして、ケイパーで味をしめています。

個人的には、もう少し、ヒラメを薄めにスライスして欲しかったのですが、おそらくわざと、この分厚さにスライスしているのだと思います。

もう一つは、ラムのタルタルステーキ。全く癖がなく、上にのっている、シャロットのフライのサクサク感がたまらないです。

そして、中には、珍しい生のひよこ豆も入っています。量が多いのですが、一瞬でなくなりました。(笑)

ちょっと野菜もと思い、ズッキーニのサラダ風です。スライスしたズッキーニを生と少し焼いたのを綺麗に盛り、バジリコの利いたグリーンソースに小さいクルトン、ピスタチオを散らしてあります。

綺麗だし、思わぬ美味しさ。それにしても、ここは野菜料理が少な過ぎ。

もう一つのセカンドコースは、リードボー。そら豆とアーティチョークが入り、ロブスターのソースが合わせられています。かなり濃厚です。


メインは、まずHalibut(ハリバット、オヒョウの一種)。ハリバットは、真空調理しているため、とろけるような仕上がりです。そのまま、私もとろけそうでした。

トマトウォーターにレモンを少しきかせ、酸味のあるスープ仕立て。魚の上には、蕎麦の実を炒ったのが散らしてあり、アクセントになっていました。

レストランに来てまで、あまりチキンを食べたくないのですが、ここのお薦めのようなので頼みました。頼んで正解。身はしっとりとしていながら、皮はパリ。

合わせているsorrel(ソレル、ギシギシって載っています)にピクルしたレモンが合わされているのですが、また、この合わせ方加減が、実ににくい。最後にあれっ?という感じで利かせてあります。

このワインは、とても手に入りにくいワインだそうです。ピノノワールで、まろやかな味は、どの料理にもぴったりでした。


デザートは、クラフーティがお得意らしく、こんなの家で簡単に作れるし。。。と思ったのですが、頼んでみました。これも大正解。

もちろん、家でも簡単に作れますが、ここのは、甘みと酸味のバランスがよく取れていて、実によく仕上がっています。付け合わせの生クリームにもライムが利いていました。


いやー、久しぶりに、どれを食べても美味しかったです。ここのシェフ、Daniel Eddyは、パリで、アメリカ人がオーナーのビストロ「Spring」で働いていたそうです。

彼の味の合わせ方は、微妙なのに大胆です。最近、似たような料理に飽きてきていたので、こういう料理、嬉しいです。

是非、食べに行ってみて下さい!非常にお薦めです!

それでは、また。

Rebelle
218 Bowery,
New York, NY
TEL: 917-639-3880
www.rebellenyc.com